大阪の【堂島取引所】はご存じでしょうか。そこで【堂島コメ平均 (米穀指数)先物】が売買されています。出来高が少ないので取引はしておりませんが、以前からチェックだけはしております。まさかとは思いますが、今回の米騒動は左記の先物が関係しているかもしれません。
憶測であればいいのですが、今回の米騒動では投機筋が絡んでいるのではないだろうかと私は考えております。現物を買占め、どこかの倉庫に隠し持ち、同時に先物を買い、価格を吊り上げているのかもしれません。日本の商品市場は先限の出来高が基本的に多いのに対して、堂島のコメ平均先物は当限の出来高が多いです。みなさまご存じのとおりコメは生ものですから、早く売らないと劣化し続けます。当限で価格を吊り上げておいて、できる限り新鮮な現物を、できる限り高値で売り抜けたいという魂胆があるのかもしれません。憶測ではありますが、今回のようなことが起きないように、農水省がしかるべき対応をとることを願っております。
今後についてですが、当記事では2/14日の終値を参考に解説いたします。堂島コメ平均先物は60kg(1俵)あたりの価格です。相場表を見る限りでは、サヤはほぼ平滑で、ほぼ当限の価格と同じであり、大した差はありません。10kgあたりなら、ほとんど差がないことに気付くはずです。となると今のところは高止まりが続くだろうと言わざるを得ません。
テクニカル的には、期近を見る限りは、現状の価格推移では高止まりを続ける可能性が高いでしょう。また期先を見る限りは、さらなる上昇を予想せざるを得ません。ちなみに農水省が備蓄米を21万トン放出するらしいですが、後ほど同量を買戻すらしいので、大きな影響はないでしょう。また、放出後すぐに価格は下がらないでしょう。なぜなら、米屋などの販売者は現在の高値で仕入れているからです。販売者が今より安値で仕入れ始めない限りは、以前のような安い価格でコメを買うことはできないでしょう。
しかしながら、今後当限で24000円を割ってくるようなら、急落して20000円前後まで下がるかもしれません。またもし上記憶測が当たっているなら、投機筋のロスカットで18000円割れがあり、16000円前後まで下がるかもしれません。そうなれば、値下がりまで時間はかかりますが、以前のような安い価格でコメを買えるようになるでしょう。私はそうなることを強く願っております。
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